ピンクのシリコン(非貫通)

クソどうでもいいことばかり書いてある。

FINAL FANTASY XVI DEMO 感想

ネタバレあり。

 

よかったところ

・世界観

歴代で一番近そうなのはFF12か。蒼天のイシュガルドにも近いらしいがFF14は未プレイなので分からない。FF1みたいに、ファンタジー的な世界に少しだけSF要素が散りばめられたようなものが好みだが、FF16にも空の文明といったものがあるらしく、期待できる。

・シナリオ

現時点では入り込めている。クライヴも素直に感情移入できるし、ジョシュアもいい子。序盤ということもあってかなりムービーが多いが、シナリオに入り込めているのでむしろご褒美に感じる。ゼノギアスDisk2で感じた「ゲームプレイよりも先の展開が見たいんだよォ!」ってのを若干感じたりもする。

FF13で感じた「ギスギスしてるこいつらをパーティとして操作したくねぇな」とか、FF15で感じた「何でこいつら国が滅びてるのにのんきなんだよ」とか、そういう違和感や不快感がない。最後までチョコたっぷりならFF史上最高傑作も狙えるレベル。ぶっちゃけゲームプレイ的には「よくできた面白いゲーム」でしかない(それでも十分すごい事だが)ので、FF16が神ゲーになるにはシナリオが一番重要だと思っている。

召喚獣合戦

最初に見ることになるタイタンVSシヴァ戦のスケールの対比がいい。まず地面をワラワラ歩いている兵隊を映し、次にそれらを、アリを踏み潰すように歩くタイタンが登場。最後にシヴァが映るのだが、それらと比較しても圧倒的にデカいタイタン。この一連のデカさ比較のシーンがたまらん。そして、そいつらの間を抜けていく操作パートの最中、背景でしっかりとシヴァとタイタンが戦い続けている。ゴジラと敵怪獣が戦っているのをチラチラ見ている一般市民のような視点で楽しい。

また、フェニックスVSイフリートではガメラ3味を感じるような、召喚獣の足元の描写もあった。大変好み。

・BGM

メロディの主張が強く、各曲なんとなく鼻歌で歌えそうなレベル。これがあるとJRPG感が一気に強まって最高。洋ゲー意識したようなおっさん主人公かつ地味で暗め、無骨なビジュアルの本作だが、BGMたちのお陰でしっかりと「FFやってるゥ~!」感を味わえる。

・バトル

求めていたものを出してきた。ジェネリックDMC+ドラゴンズドグマのアビリティのような操作を求められる。ジャストガードやプレジションドッジなどはそこまでシビアなタイミングでは無く、バンバン決めることができる。隻狼の弾きと同等か、それより緩いくらい。体感ダンテのロイヤルガードよりははるかに楽。

 

 

イマイチだった点

・キーコンフィグが自由にできない

ここ結構辛い。個人的にはマジックバーストを安定させるために魔法はL1に置きたいし、回避は癖で押しちゃう〇ボタンに置きたい。召喚獣の切り替えはL2あたりでやりたいし、フィートは△に置いておいても押しやすいと思う。スティンガーや兜割りなどの技コマンドは□+×なので、□ボタンは変えたくないからそのまま。ロックオンはDMCっぽくR1で。

個人的な理想配置がコレなんだが、FF16ではデフォルトのタイプA、フロム式R1攻撃な感じのタイプB、魔法L1は実現したが召喚獣切り替えが△になり回避がR1なままのタイプCしか選べない。これ個人的に最悪。アクションゲームの命ともいえるボタン配置を自由に変えられないとは思わなかった。残念。パッチくれ。

 

・フレームレートが安定しない

パフォーマンスモードを選択したものの、召喚獣バトルなどの激しいムービー中や、ムービーから操作画面に切り替わった直後など多少のカクツキがある。召喚獣バトルに挟まれるフェーズ以降のムービーなどでカクつかれるのはちょっと残念。逆にバトルや操作中などは安定していた。

 

 

以上、FF16体験版の感想箇条書き。体験版のビルドはVer.1.01で、SoPのビルドがVer.1.03だったらしいので、おそらくフレームレートあたりは製品版では改善されていると思われる。キーコンは無さそうだからタイプAで慣れるしか無いが、チャージ魔法が強かったらと思うと今のうちにタイプCに移行しておきたい気もする。とにかく後は発売日を待ちつつ体験版を遊ぶのみ。今作は結構期待できそう…というか、久しぶりに当たりのFFであり、久しぶりに面白いスクエニのゲームがプレイできそうということでドキがムネムネしている。今のところ俺GOTYはRE4だが、それを越えるレベルのものが出てきそう。今年は豊作で大変うれしい。