ピンクのシリコン(非貫通)

クソどうでもいいことばかり書いてある。

FINAL FANTASY XVI プラチナトロフィー獲得

AC6までに何本の積みゲーを崩せるのだろうか。

 

 

・FINAL FANTASY XVI

FF16のプラチナトロフィーを獲得したので感想とか書いてみる。
総プレイ時間は118時間。ネタバレを食らいたくないがためにサブクエガン無視して駆け抜けた初見アクションフォーカス1周とFFモードの2周でクリア。最終的にはLv90でアルテマウェポンウロボロス、サンズオブウロボロス、源氏の小手+、アダマンの小手+、竜王の慈悲+のような装備となった。

 

全体的に堅実な造りで目新しい体験などは無かったけど、普通に面白いといえるくらいのゲームではあった。ただ、全体を通して”普通に面白い”のではなく、「めちゃくちゃ面白い!」場面と、「は?」って場面が混在しているので、平均を取ると”普通に面白い”になる…といったような感覚。

 

大迫力の召喚獣バトルは最高に楽しいが、長すぎてダレてしまったり、後半の召喚獣バトルは地に足をつけていないためフワフワした挙動で動かしづらく、また、敵との距離感も掴みづらい。

 

世界観やストーリーの雰囲気は最高だが、ところどころにクライヴの心情が急に変化したように感じられる部分があるとか(イフリート覚醒イベ、アルテマがクライヴの自我を壊そうとするシーンなどなど。アルテマの方はマジでもっとじっくりやるべきだったと思う。「そうかもしれない…」しか言わないクライヴ、マジで自我がない)。終盤、灰の大陸以降は敵キャラに魅力を感じられず、そいつらが延々と自我自我ミュトスミュトスロゴス…って感じでずーっと同じ内容の話を単語を変えながら繰り返しているような印象を受け、ダレた。

 

メインクエストはまぁまぁ面白いって感じだったが、サブクエなんかは、サブクエの結果が隠れ家の住人に影響を及ぼしていたりするのが見られて楽しい。目立つとこだとドレイクファングパンとか。ああいうサブクエのその後を描いてある作品ってあんま見なかった(気にしたことがなかっただけかもしれないが)ので、そこは新鮮でよかった。その他にも、結構細かいところまで気を使ってヴァリスゼアという世界を描いているというのは伝わってくる。

 

アクションに一新された戦闘システムは、手触りは最高だが、最終的には戦法がワンパになりがち。適当にダウンを取ったらロッド→斬鉄剣Lv5→乱舞→インパルス→メガフレア→斬鉄剣Lv5を擦りまくっていた。個人的にはFF12路線を進化させていってほしい。

 

某ゲーム系メディアでも「感想言うの難しい」と言われていたが、本当にその通りだと思う。間違っても糞ゲーではないし、かといって「神ゲーか?」と言われれば、そこまでのものだとは感じない。発売前インタビューを追っていた側からすると、それを見て高まった期待を超えてくる瞬間はあれど、全体を通して期待以上だったか?と言われれば疑問だし、かといってつまらないゲームだったか?と言われれば間違いなくNOといえる。

 

DEMOをプレイした時点での自分の感想は「シナリオ次第で神ゲーか否かが決まる」とのことだったが…う~ん、難しい。Endingの解釈次第って感じ。メインだけ突っ走ったときはクライヴが死んだようにしか見えず、「えぇ~?」って思ったが、サブクエまで含めて遊ぶと結構解釈が変わる。というか今のところ個人的には彼は生きていると思う。はっきり示してほしい気持ちもあるが、今後、ゲーム外でクライヴの生死が明かされるとちょっと萎えそうな気持ちもある。

とはいえ、クライヴが生きていようが死んでいようが、シナリオは「最高!」ッてほどではなかった。くどいところがくどすぎるし、あっさりしているところがあっさりしすぎている。なんだかすごくいびつに感じる。

 

まぁ良いゲームだとは思う。クリア時点での満足感も高かった。が、やっぱり不満が結構出てくるゲーム。FF13や15よりははるかに楽しめたが、12ほど楽しかったかといわれるとちょっと悩む。そうこう悩んでいると、そもそもFFってそこまですごいゲームだったのか?ってのも疑問に思えてくる。

謎ゲーFF16。謎シリーズFF。いい買い物であったことは確か。