ピンクのシリコン(非貫通)

クソどうでもいいことばかり書いてある。

Ghost of Tsushima トロコン感想

誉れは浜で死にました。

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サッカーパンチ発、オープンワールド時代劇アクションここに見参!

できる限りネタバレ少な目で感想を書きます。

・世界観

舞台となるのは鎌倉時代、蒙古軍が攻めてきた対馬。当時の対馬をそのまま再現したというよりは、当時の対馬に製作者の好きな日本の風景、動物、建築物をぶち込んだファンタジー時代劇って感じの世界観。それでも、かなり真面目に日本を表現できている。よく海外のスタジオがこれを出せたな…。個人的には主人公はじめ登場人物が皆日本人っぽい顔をしているってだけで結構な高評価。これまでの海外産日本は東アジアのごった煮にサムライ、ニンジャを足しておけ!みたいなノリが感じられたけど、このGhost of Tsushimaはちゃんと日本してた。

障子をちゃんと障子らしく描いていたのもいい。レインボーシックスシージの高層ビルとか酷かったからな。笑えたからいいけどさ。

 

・戦闘

戦闘アクションは基本的な剣戟アクションゲームと大体一緒。□ボタンで速い攻撃、△ボタンで強い攻撃、L2R2で遠距離武器(弓など)、R1でクナイやてつはうなどの投げ物、L1でガード。L1ガードはジャスガが存在し、成功するとスロー演出が入って次の一撃の威力が上がる(気がする)。クセがあるとすれば、ロックオンが存在しないことくらいか…。とは言え、多分オートでロックオンしてると思う。DmCみたいな感じじゃないかな、多分。結構しっかりしたボス戦も存在。演出も良くてお気に入りです。欲を言えば再戦したい。全体的に、オープンワールドの戦闘にしては割と歯ごたえがありました。

 

・システム

ゲームは大体アサシンクリードのような感じで進行。メインミッション(仁之道)、サブミッション(浮世草)を進め、対馬を南から北へと進んでいく。蒙古の拠点をクリアしていくことで、マップ上の霧が晴れ、未完了や未確認のアクティビティがある地点が示される。サブミッションはクリア後でも挑戦できると思うけど、解放次第順次進めていくことをお勧めする。道をぶらついてたら急に物語が始まるのもオープンワールドの醍醐味よ。

そんで、このゲームの粋なところはクエストマーカーが表示されないこと。目的地までの道案内は、風や狐、黄金色の鶯など、対馬の自然が導いてくれる。

 

ここからネタバレ有

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シナリオは結構好みでした。オープンワールドのゲームにありがちな、途中でダレて、シナリオを進めるのが作業になってしまうということは無く、最後まで駆け抜けることができた。鑓川の戦いと、志村城奪還戦、境井仁の故郷のミッションが特に好きだった。鑓川の戦いの冥人の型解禁、志村城での毒殺なんかは、かっこよさだけじゃなくて境井仁が侍として越えてはいけない一線を越えたような演出になっていたと思う。故郷のミッションでは、境井仁の父親のことが語られる。割と冥人には、志村殿よりは理解を示してくれそうな印象を受けた。

境井仁の侍としての誉れ(対馬の民を守る)を果たすために、侍としての誉れを捨てて冥人となった結果、これまで積み上げてきたものを失ってしまうと同時に、冥人の存在が境井仁の手におえるものではなくなってしまったという終わり方は結構好きだった。後半、冥人の伝聞が恐ろしいくらいに広まっている感じは、どことなくファイアパンチという漫画を連想した。ある人間の持つ一側面がどんどん当人から乖離していく、あの感じ。対馬の民はサンほどヤバくは無かったけど。

 

最後の選択は、R2にしました。ワシは冥人じゃ。誉れなど知らんわ。

 

以下、トロフィー集めに関する雑解説。

・助太刀参上

浮世草をすべて終わらせることで獲得。自分はエンディング後に獲得したので、焦らないで大丈夫だと思われる。一部の浮世草は進行状況に表示されず、マップをぶらついていることで物語が始まる。なので、進行状況にある浮世草をすべて終わらせたのにトロフィーが獲得できないからと最初から始めたりする必要はない(はず)。まずはマップを探そう。それか、攻略記事が出揃ってから照らし合わせるのが良い。

 

・死人に口なし

戦闘中、敵が腰を抜かして逃げていくことがある。そこを弓で仕留める。クソエイム故、数発スカしてから敵を仕留めたものの、ちゃんとトロフィーは取れた。一発の矢を当てて仕留めればいいっぽい。自分は序盤から狙っていった…が、中盤以降に手に入る防具に、敵を腰抜け状態にしやすくするものがあるので、それを取ってからでもいいかも。

 

・八面六臂

仁之道中盤、とある鎧を手に入れることで一騎討ちの最大人数が増加する。この鎧の最大強化と、仁の技強化とで、合わせて計5人を倒すことでトロフィーが獲得できる。

 

・武芸者

勝負というのはボス戦のようなアレのこと。伝承や仁之道、蒙古の野営地をぶっ壊す過程で手に入る。浮世草を終わらせていれば、エンディング前くらいに手に入る。

 

・急降下

崖から落として倒すだけ。てつはうや長弓、蹴り技を使って吹っ飛ばすといい。結構めんどくさいので序盤から狙っていきたい。

 

・道を照らせ

一つの灯台は、メインミッションをすべて終わらせてからでないと灯せない仕様になっている。バグでは無いので注意。

 

・目に見えぬ誉れ

お辞儀マークの看板を見つけ、そこでお辞儀アクション(スライドパッド下方向)を行う。これを10回繰り返す。マップには10か所以上の隠し神社があるので、見かけたら積極的にお辞儀していこう。

 

・狸の装束

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 刀装束「狸之野盗」、鎌の鉢巻き、野盗の口当て、吾作の鎧(色は黎明)を装備することで解除。これ、結局わかんなくてネットで調べちゃったんだけど、作中にヒントとかあったっけ?

 

まぁ、こんな感じで。他のトロフィーは適当にプレイしてりゃ取れます。トロフィー取得難易度はかなりお手軽なほうなんじゃないだろうか。おそらく時限要素も無いし、難易度トロフィーも無いし。順調にいけば、トータルで40時間くらいで獲得できると思います。僕自身トロコンまでぶっ通しでやってしまいましたとさ。すごく面白かったです。和風ゲームの最高傑作のうちの一つだよコレは。記憶が薄れたくらいに、もう一度やりたいですね。今度はハードモード、黒澤モード有でプレイしたいな。