モンスターハンターワールド:アイスボーンをトロコンしたので感想とか書いてみる。
前作含めてトロコン済み（というよりアイスボーンの金冠トロフィー獲得にはワールド部分の金冠集めも必要だったはず）。メインで使用した武器は太刀、金冠集めパートはボウガンを使った。前作ワールドは新生モンスターハンターとしては申し分ない完成度だったと思う。調査クエストの仕様や装飾品ガチャ、気絶顔パンパン、近年の作品に比べるとちょっと物足りないボリューム（とは言え据え置きモンハンはもともとこのくらいのボリュームな気もする）など色々と言いたい点もあったけど、それでも600時間くらいは遊んでいた気がする。巷じゃ不評だけど、痕跡集めや縄張り争いは過去作のギャラリームービーがリアルタイムで発生するような感覚で好きな要素。ワールドで一番好きなところかもしれない。
んで、今作。追加要素としてはクラッチクロー、各種武器の新技＆バランス調整、新モンスター＆既存モンスターの復活…他に何かあったっけ。忘れた。
・クラッチクロー
多分今作の大戦犯。こいつのせいでアクションの幅が広がるどころか、窮屈になった感覚さえある。傷つけアクションに伴う肉質の硬さや、武器種による傷つけ1回組、2回組の格差など、なんだかなぁって部分が大きかった。ぶっ飛ばしも楽しいかどうかでいえば、これといって楽しい要素でもないし…。しまいには追加モンスターで開発側がクラッチ対策をしてくるという暴挙も見られた。やべぇわよ。
・武器の新技、バランス調整
メイン使用武器（というよりまともに使ってるのはこれだけ）が太刀なので、それについてだけ書く。これに関してはかなりいい感じに仕上がってたと思う。流石にどこでも無条件で見切りできたのはおかしかったよ。見切り斬りに練気ゲージを消費するようになったのは良い調整だと思う。追加された特殊納刀からの抜刀二種は、特殊納刀が遅すぎるため、狙って使えない印象。特殊納刀時に狙えそうだったら気刃抜刀するって感じかな。事前情報的にはブレイヴスタイルみたいにバシバシ決めれるものだと思ってたからちょっとがっかりした。X系のアクションは派手過ぎて好きじゃないけど、ブレイヴスタイルは結構楽しかったんだよな。
・新モンス、復活既存モンス
世代としてはナルガクルガ、ティガレックス、ジンオウガが登場してくれたのはアツい。ただせっかく復帰したのに立ち位置がパッとしなくて悲しい。ナルガクルガは一番好きなモンスターなんだけど…MHP2G以降はレイアと同等くらいの立ち位置になっちゃったイメージだなぁ。ガルルガ再登場も良かったな。アイツめっちゃウザくて好き。
・簡悔
これアイスボーンでめちゃくちゃ悪化していたと思う。やたらプレイヤーの背後に回りたがる動きをしたり、スキが少なかったり。ワールド時点では結構いい感じに抑えられてるな～と思ってたからアイスボーンも期待していたんだけど、抑えきれませんでしたね。極めつけはやはり閃光耐性だろうか。そんなものつけるなら”レウスの翼を部位破壊したら飛べなくなる”くらいのことはしてほしい。リターンが無さ過ぎる。まぁワールド時点でもマムタロトとかナナ・テスカトリとかは悔しさを抑えきれてない印象あったけど。個人的にはナナテスカトリは許容範囲だったりする。ワールド仕様ならば。アイスボーンでは一体も倒してない。
心なしか今作はモンスターの合流頻度も酷かった。前作だと合流からの大乱闘と言えばバゼルギウスしかいなかった印象だけど、今作はもう皆ずーっと一緒にいるし、誰かしら咆哮してる。
・導きの地
うぉ～すげぇ！モガ森みたいな奴じゃん！→クソ要素じゃねぇか！→やっと遊べるようになってきた…といった具合にプレイ時間とアップデートによって評価が二転三転した導きの地。個人的には最新版仕様で最初から搭載して欲しかった。初期のレベルダウンの仕様やらはホントに酷かった。
なんか『結局モンハンはこういう方向性に行くのか…』とがっかりした一作でした。前作のトロコン（主に金冠集め）は戦っていて楽しいモンスターが多かったのと、適度に回転率が良かった（古龍1体5～10分で狩れてたレベル）ので、そこまでストレスを感じずに進めれたが、今作はストレス要素が多すぎて遂に徹甲ライトを持ち出してしまった。ワールドの不満点を解消し、ボリュームもアップした最高のモンハンができると思ってたんだけどねぇ。出てきたのは前作の不満点をより不満にした苦行って感じのゲームでした。アルバトリオンは…いいかな。別に。
ヴァルハザクが後退ブレスを出してきたとき、「そうかそうか、つまり君はそういうやつなんだな」といった具合に俺の中でモンハンに対する気持ちがプツンと切れてしまった。次作が出るとしてもかなり様子を見ると思います。
